御先祖様に感謝
9月は、夜がだんだんと長くなる季節の「夜長月」(よながつき)です。
御先祖の霊(みたま)に感謝を捧げ、亡くなった方々を忍ぶお彼岸です。御祖先様がいらっしゃらなければ、私達は存在しなかったのですから、その命の繋がりに心を向けて感謝する日です。その「秋分の日」は国民の祝日です。
高原玄承著『一日一進』の9月の御詞に、そのことが記されています。
九月十三日
祖霊は、この体(からだ)の中に生きている。
今手を合わせれば、今蘇る。
祖霊の尊さ、有難さ。
九月十四日
先祖の心は、我が心にあり。
感謝によって、蘇る。
先祖の祭りは、感謝の祭。
九月十五日
中今とは
我々が生きている現在は、過去と未来の間にある。
だが、現在はすぐに過ぎて過去となり、すぐ先の未来との間はほんの一瞬だけのようにも思えるが、実際は、我々の廻りには何時も、今と言う拡がりを持った時が付いて廻っている。
しかもそこでは、我々だけでなく、神々を初めとしたあらゆる存在、更には過去も未来も全てが共存し、互いに関わり合って、次なる今を創りつつ、更に次の今へと続いている。
「中今」とは、その絶え間ない今のことであり、生きるとは、その「中今」を積み重ねることである。
故に、今を片時も粗末にしてはならず、その持続と向上にひたすら努めなければならない。それには、日々過去を「省見(かえりみ)」(反省)「先見」(さきみ)(志向)することで、この「中今」をより正しく豊かに創造していくのである。
九月十八日
祖霊に、学び、祖霊に、感謝。
いつか、祖霊となる為に。
子孫に恥じない、祖霊となる為に。
九月十九日
老いを尊び、若さを尊ぶ。
その時初めて、人生を知る。
人生の短さを、知る。
九月二十日
秋の訪れ、実りの到来。
実りの味は、神の恵み。
美味しい、は、有難うの詞。
当年とって今年の10月7日の誕生日には、私、89歳になります。来し方、余り「時」を意識せず考えもせず、又「人生の短さ」も意識しないで、ただ、時の流れに流されて生きてきた脳天気のばあさまです。
『一日一進』の9月19日【老いを尊び、若さを尊ぶ。】、【その時初めて、人生を知る。人生の短さを、知る。】という文を読んで、全く「人生を自覚していない」自分に気付き、それは、9月18日の「祖霊に、学び、祖霊に、感謝。いつか、祖霊となる為に。子孫に恥じない、祖霊となる為に。」ということの為なのなのですね。
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