年を重ねて・・・
戦後の生活の厳しい時代、職業軍人だった父は職を失い、働くこともできず、家は売り買い生活が続きました。戦争中に精神を病んだ母は、軍部の命により、飢餓による死を命じられ、骸骨のようになつて死にましたから、家には、軍人の父と学生だった二人の兄と、戦後は、父は人を雇う余裕がなくなり、親戚の女の人だけが家にいて、家事を助けてくれていました。
日本国という日の丸の旗印が降ろされ、如何に生きたらいいのかと考えあぐねていた時、カトリック信者のマリアヨハンナ柴田美枝子様にご縁を戴き導かれて、カトリック信者としての洗礼を戴き、1 9 7 7 年7 月9 日・受洗。洗礼名は「マリアアスンタ」( 被昇天のマリア様) でした。その頃、富士聖ヨハネ学園の「小さなうつわ」との出逢いがあり、「小さなうつわ」の詩が生まれます。「自己放拠」の心の導きの天使は、その「小さなうつわ」と、思いました。私はこの「小さなうつわ」とのご縁の導きから、「小さなうつわの会」を作り、其の後は「小さなうつわ」に導かれての道行でした。
「小さなうつわ」にご縁を戴いて、今年88歳の私の人生の殆ど半分の約40年、「小さなうつわ」に導かれての今生です。
改めて感謝を捧げ、改めて次の文を心して読みます。
【一つのたましいを救うためには、多くの苦しみをともなう。】
【あなたの小さいことが嬉しい。】
【私は二つのことしか願わない。それは 【愛と委託】。
【空っぽのうつわのあなたを満たす。】
続けて、2010年5月30日(HP・No252) に記載した詩を久しぶりに読みます。
【楽しい日々、苦しい日々を送り知る「霊魂の貴さ」】
【黄金は 火できよめられる。
あなたの霊魂も、困難の中にきよめられ、強められる。
試煉の時こそ 自分のためにも他人のためにも
賜物をたくさんいただくことができるということ・・・】
【苦しみを怖れることはない。苦しみによって光栄は増し
人々を救う事ができる喜びに満たされる。
一つのたましいを救うためには、多くの苦しみをともなう。】
【あなたの小さいことが嬉しい。
私は二つのことしか願わない。
それは 【愛と委託】。
【空っぽのうつわのあなたを満たす。】
空っぽの【愛と委託】の心でなければ、本当のお恵みは戴けません。
続けての文は、マタイによる福音書の1 8 章の1 節から「天国でいちばんえらい者」ということが書かれてあるところでした。
【そのとき、弟子たちがイエスのもとにきて言った、
「いったい、天国ではだれがいちばん偉いのですか」。
すると、イエスは幼な子を呼び寄せ、彼らのまん中に立たせて言われた、
「よく聞きなさい。心をいれかえて幼な子のようにならなければ、天国にはいることはできないであろう。この幼な子のように自分を低くする者が、天国でいちばん偉いのである。】
【洗礼を受けたすぐ後に、私は小さなうつわに会いました。ただ素直に感動したのです。
どんなにしても、私には作れないうつわだったからです。素直な、そのままのうつわ。
そのあたたかさ。美しさ。そこに、わたしたちのような、取り繕う賎しさはないのです。
それは、素直な心が作るうつわだったからです。】(HP・No252)
【今思えば、それが、天国の門へのお示しだったのでしょうか。】
【「小さなうつわ」は、「おさなごのこころ」です。天国に行ける心の導きのうつわと思っています。『三つのことを求む』という文にも、その小さきもののことが書かれていました。
【あなたの小さいことが嬉しい。私は二つのことしか願わない
それは愛と委託。空っぽのうつわのあなたを満たす】 (2010年5月30日 記)
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