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教育

 この著書には、1人生・2仕事・3教育、というテーマでまとめて書かれています。
 対社会的な仕事をしていない主婦専科の私なので、「仕事」は飛ばして、「教育」を読ませて戴きます。

ほどほどに脳に空間を用意することが教育だ

 教育において創造性を啓発するためには、自分で考えさせなければなりません。
 そのためには、「こう教えてもらったが、自分はどう考えるか」という思考実験をする余裕が脳には必要なのです。

P112

やってみせ、
言って聞かせて、させてみせ
褒めてやらねば、
人は動かじ

 海軍軍人である山本五十六(1884〜1943)の言葉です。やってみせる(模範)、言い聞かせる(指導)、させる(実行)、褒める(評価)は、人を動かして育てる要諦です。

P117

美しい自然 厚い信仰 奉仕の心
有意な人間を育てる必要条件

 美しい自然や芸術が人間をまともにするということは、古代ローマ時代から言われていることです。人間は感動ができて、喜べるものがあってこそ真の姿となる。
 私は、21世紀は「心の時代」になると考えています。

P118

いじめと小学・中学生の自殺
子供は人間として生まれて来る
これを機械人間が育て教えるところに問題がある


 戦前戦中に比べて見違えるように暮らしが豊かになったのとは裏腹に、いまの日本では人としての心の在り方が忘れられています。
 人間同士の心の交流が欠けた結果、自分勝手で、気に入らなければ、他人も、そして自分さえも勝手に殺してしまう若者が増えているのではないでしょうか。

P120

子供が両親のいうことをすべて聞くようでは両親を越えて 立派に成人することはできません


 子供が親の教えをすべてそのまま受け入れて、その行動の真似をするだけでは、親のレベルは超えられません。親は子供が自由に工夫をする余地を残してあげながら、大きく包んであげることが必要です。

P121

人のために
なることを考えて
やりなさい


 子供時代、祖母から繰り返し教えられた言葉です。私は、研究の分かれ道が来るたびに、この言葉を思い出して判断を下してきました。何か一つでも人のためになることができないかを考えて、微生物がもっている能力をなんとか引き出す方法を求め続けてきたのです。

P133

 この大村智氏の文を読ませて戴いて思うのは、幼い育つ頃の環境のことです。
【私の生家も隣接する自宅も、かつて城があった山のそばにあります。今でも自然が多く、緑豊かなこの一帯には、かつては養蚕などを手がける専業農家が多くありました。私の生家もそれなりの規模で営んでいましたので、子供の頃はよく家業を手伝いました。忙しい時期には、まだ朝の明けきらないうちに起き、夜は手元足元がわからなくなり、田んぼに月が映るまで働きます。
 でも、少しでも暇ができると山に登り川で遊び、土をいじり虫を捕り、木や草花を眺めて季節の移り変わりを感じる。とにかくわんぱくで、自然にとけこんで暮らしていました。】こうした自然の豊かな環境の中に育てられた大村智氏・・・

 大村智氏より6歳上の年の私は、東京生まれの、東京育ちですが、戦前の私の育つ時代の環境は、郊外ということもありますが、自然は豊かだったように思います。
 子供の頃住んでいたところには、まだ、竹藪があり、原っぱがあり、近くの小川でお魚を捕ったりして遊びました。自然を愛した両親の希望で、家の庭には、雑木林のような処があり、そこで、木登りをしたり、かくれんぼをしたり・・・子供たちの遊び場でした。
 父は職業軍人でしたが、庭に畑を作り、野菜を作っていましたから、子供の私は、そのお手伝いは遊びのようでした。又、果物の好きな父は4、5本柿の木を植え、栗の木も3本ありました。父は、大阪の農家の生まれ、母は、山梨身延の医者の娘でしたが、二人とも自然の中に育てられた心を大切に子供の私達のために心を育てる庭を造ってくれました。そうした自然の営みの中に育てられた心は、素直だったと思いますが・・・。







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