長崎の鐘
2013年8月18日の小さなうつわのメッセージの表紙の絵は「ピエタ」です。絵に添えた文は「敵を愛する心」と題して[われ思ふに、今の時の苦難(くるしみ)は、われらの上に顕れんとする栄光にくらぶるに足らず。(ロマ書第8章18節)でした。そして、永井隆著の『いとし子・長崎の鐘』を取り上げました。(HP・No423)
永井隆先生が「いとし子よ」と題されて、創造主の愛について御子達に書き遺されたこの文は、この世に生を受けた神の子等、人は、親も子も「いとし子よ」のこの文を読み、自分の命の尊さを自覚したら・・・と想い、今回、改めて長崎原爆投下の記念の日に「いとし子よ」を読ませて頂いた感想です。
その時も、憲法の第九条について取り上げて書いてありました。
【私たち日本国民は、憲法において戦争をしないことに決めた。憲法の第九条は、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と決めている。どんなことがあっても戦争をしないということである。】続けて永井隆氏の文です。
「憲法で決めるだけなら、どんなことでも決められる。憲法はその条文どおり実行しなければならぬから、日本人としてなかなか難しいところがあるのだ。」そして、「どんなに難しくても、これは善い憲法だから、実行せねばならぬ。自分が実行するだけでなく、これを破ろうとする力を防がねばならぬ。」
そして究極には「愛の世界には敵はない。」と永井隆先生は書かれ【敵が攻め寄せたとき、武器がなかったら、みすみす皆殺しにされてしまうではないか? という人が多いだろう。しかし、武器を持っているほうが果たして生き残るであろうか?
武器を持たぬ無抵抗の者のほうが生き残るであろうか?】
【昔話から「狼は鋭い牙を持っているので、人間に滅ぼされたが、ハトは、人に害さないので、人に愛されてたくさん残って空を飛んでいる。】
【愛されるものは滅ぼされないのだよ。愛で身を固め、愛で国を固め、愛で人類が手を握ってこそ、平和で美しい世界が生まれてくるのだよ。
いとし子よ。敵も愛しなさい。愛し愛し愛しぬいて、こちらを憎むすきがないほど愛しなさい。愛すれば愛される。愛されたら、滅ぼされない。
愛の世界に敵はない。敵がなければ戦争も起こらないのだよ。】
永井隆氏の「長崎の鐘」に書かれていたお祈りの文です。
戦争をやめよ。
ただ愛の掟に従って相互に協商せよ。
浦上人は灰の中に伏して神に祈る。
ねがわくば、この浦上をして世界最後の原子野たらしめたまえと。
鐘はまだ鳴っている。
「原罪なくして宿りたまいし聖マリアよ、
御身により頼み奉るわれらのために祈りたまえ」
この「長崎の鐘」を掲載した「NO423」の最後の文は、表紙のピエタの絵についてでした。久しぶりに読みました。
【天使祝詞10回唱え「敵を愛する」心を願い、血にそめられた赤いバラを思い、造花でしたが、10本のバラをマリア様の御像にお捧げして祈り続けた折、何か直観の中でしたが、イエス様の釘に刺され血の滲む御足を見せて頂きました。
その時、私は、とめどもなく泣き続けました。それは、私の心の汚れを洗い流して戴くようでした。】その後に、感謝をもってピエタの絵を描いたことを思い出しました。
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