聖母マリア様のお話
1978年5月18日。聖母マリア様にお祈りして、『「小さなうつわの会」の会長様になってください』と子供の様な心で勝手にお願いしてしまいました。
月日が経ち、2002年7月12日、稲本玲子さんのお知り合いのご縁で、聖フランシスコ会の柳田敏洋神父様に、聖母マリア様のお話しをして頂くことになりました。
その時のお話しをまとめた小冊子『聖母マリア』です。
柳田敏洋神父様は2時間にわたって、聖書に書かれている「聖母マリア様」のことを解り易くお話して下さいました。マリア様は、いつも、いつでも、キリスト様の御前に連れて行ってくださるということを、改めて感じさせていただきました。
「無原罪の聖マリア」については『この物語を歴史的事実と確かめることはできないが、真実としてマリアに近付くことが出来る。』と話されました。
挿入しました絵は、アメリカ、ヨーロッパ、イスラエル、日本とマリア様の巡礼の折の絵葉書を使いました。
受胎告知(ルカ福音書・1・26ー35)
天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。
ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。
そのおとめの名はマリアといった。
天使は、彼女のところに来て言った。
「おめでとう。恵まれた方。
主があなたと共におられる。」
マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考えた。
マリアは天使に言った。
「どうして、そのようなことがありましょうか。
わたしは男の人を知りませんのに。」
天使は答えた。
「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、
神の子と呼ばれる。」
【マリアの決断】当時の結婚は、男子17、8歳、女子14、5、歳。マリアはヨセフと婚約していた。夫となる者は、経済的に妻子を養えるようになってから一緒に住み、それまでが婚約で、2人はすでに結婚していた。
ガリラヤという小さな町のまだおとめであったマリアにとり、聖霊によって身ごもるということは、どんなに大きな驚きであったことか。
当時のイスラエルは、男性中心・家長中心の社会であり、姦通の罪は、夫の所有物が損なわれるというとらえ方で、特に女性の側の非とされ石殺しに遭う定めであった。
そのような中で、マリア様の引き受けるというこの決断は、大変なことであったと思う。聖霊によって身ごもる。
男性中心の民族の絆を断ち切り男性に関わらないで子を産むということは、因習的な社会環境の中では革命的な決断で、それは、恐ろしい闇の中に投げ入れられるようなことだが、神の解放のわざがうら若い女性を通して始められる。
「神にできないことは何一つない。」
マリアは言った。
「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」
そこで天使は去って行った。
おとめマリアは、神のみ使いから「おめでとう、恵まれた方」と挨拶をされて「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」とお答えになりました。こうしてマリア様はキリスト様の母となられます。
【神の救いのみ旨を、信仰による従順をもって受け入れられ、イブの不従順による縺れた人々の原罪の救いを、マリア様の従順によって解きほぐされるのです。
「神を畏れ敬う人をあわれまれ高められ、神のみ旨を蔑ろにし驕り高ぶるものはむなしくなる。」というこの神のみ旨を、キリストのお母様として、十字架上の御子の死、復活と共にされたマリア様に、人々の祈りは捧げられます。
私も祈ります。神の愛を受け入れない己の高ぶる心に憐れみを戴くために・・・】
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