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「無原罪」純粋な霊性

 12月8日は、「無原罪の聖マリア」の祭日です。
 2005年12月5日の『小さなうつわのメッセージ』に「無原罪の聖マリア」について【「無原罪」ということは、純粋な霊性ということ。その為には、日々、霊的な生活を送るということになります。】と書いた文がありました。(HP・No.21)

 代々、カトリック信徒という婚家先の願望での受洗でしたから、私に、深い信仰心があってということではないので、洗礼の為にご縁を戴いた代母様の柴田美枝子様は、「洗礼を戴くということは、日々、霊的な生活に心を向けるように・・・」と言われ、聖句の書かれたカードを2枚下さいました。


【すべては神からすべては神によってすべては神のために】
(ローマ11・36)

【常に喜べ 絶えず祈れ 凡てのこと感謝せよ】
(テサロニケ5・16)

 その後、柴田様は「信仰」という事を理解する為に「霊性」について書かれたノートの写しを下さいました。40年近く経った今、そのノートを読んでみます。

【万物は霊です。
「己」の偉大な真理を真に理解する事が出来さえすれば、その人の物質的行為(カルヤム)も、霊的行為(カルマム)も、常に執着なくこれを行うことになり、それによって、人は最高の状態に達する】

 難しい文ですから、その時は何の事か良く解りませんでしたが、続けての次の文で、少しばかりですが「霊性」ということが見えてきたことを思い出しています。

【自己の真実の実現の定義は、「私たちは、今、現に偏在の神の中にある」という事。】
【ことさらその来臨を祈らなくても、「神は常に自分の傍らに在する」という事。】
【私とは常に偏在の神の側に居ると云う丈でなく「神の遍在は、己が偏在」という事。】
【私たちは、常に、そして今も、「神の一部である」という自覚。】
【自己(肉体、心、魂)は、「神と一体のもの」ということに心する事。】

 今から40年も前の40代の私です。こうした信仰の原点の難しい文を読んで「はい。解ります。」と言える私ではありませんでしたから、柴田様は、雑談の中で、日常の生活の中からの霊性ということを、解る様に話して下さいました。

 その中で思い出すお話しの一つに「悩む」という事がありました。
 其の頃の私は、近しい御縁に囲まれた人間関係の中にいましたから、何かと、何かが起きて、それによる「あれやこれや」の関わりからの「悩み」は一杯ありました。
 人生の先輩としての柴田様は、過去、多くの事を経験されていたと思います。大抵のことはお見通しのようでしたから、良き助言者でした。そして、言われた事。
『「悩み」は、神様のおそばにいないから起きることです。でも、困ったことや、苦しいことや、嫌なことがあると、深い信仰心がなくても、私達は、ついつい、神様や仏様にお縋りしませんか。ですから「悩み」があることは、神様や仏様と親しくなる為のとても大事なこと。そうお思いになりませんか?』と、楽しそうに話されました。

「そう。そう言えば・・・」小さい時から母に躾けられた、心に波風がたつと「神様にお話しなさい」と近くの氏神様に行ってお話しをしたことを思い出しました。頷く私を、柴田様は楽しそうにご覧になりながら、お話しは続きました。
『お祈りすることによって、神様と結ばれて、神様の愛を戴けるのですから、お祈りするということは、神様に心の悩みをお渡しする「あけわたす」ということでしょう。
 だから、お祈りをして「空けわたし」て、すっからかんの心になって、神様と結ばれて、私達は生かして頂ける事になるわけですよね。それが、「人が生きる、人が生かされる」ということでしょう。』

 そして、「大切な事」と言われたお話しが続きます。
『「今」という「一瞬、一瞬」の、その一瞬に「生きる」、「今を生きる」という事。それは、神様から戴いた「真の命」が生きていることです。】
 その事を、熱く話されていた柴田様のお姿は、今、記憶力瞬間蒸発の私の脳でも、しっかりと刻まれた壁画のように、残されています。

 その頃、私は、ご縁を戴いた富士聖ヨハネ学園陶芸班のお友達のうつわに導かれての、出逢いが始まります。
 洗礼を戴いた翌年、視覚障害のつゆ子さんが「小さなうつわ」を見つけたことから、1978年5月18日、「小さなうつわの会」を発会致しました。
 その5月は、聖母マリア様のお祝いの月。18日は観音様のご縁の日でした。
 1972年5月18日、アメリカ・デンバーで、隣家の聴覚障害の老夫婦との出逢った不思議な日に始まる今生の私に戴いたお勤めでした。
 その日に戴いた、天からのメッセージは、「MELTING EVIL THE LOVE]「罪を溶かす愛」でした。







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