No272

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小野田宇花展〈彫刻と素描〉のご紹介

−祈りと気−




小野田宇花展〈彫刻と素描〉

 2010年10月22日(金)〜11月3日(水)
 GALLERY NAMIKI
 〒104−0061東京都中央区銀座8−5−10 並木ビル1階
 TEL O3−6228−5344







小野田宇花(UKAONODA)略歴

 1929 東京都豊島区巣鴨に生まれる
 1951 ベルギー大使館主催サロン・ド・プランタン二等賞受賞
 1952 東京芸術大学彫刻科塑像部卒業
 1954 東京芸術大学彫刻科塑像部専攻科卒業
 1955 渡伊
      ローマ国立美術学校に通いながらペリクレ・ファッツィ一ニに個人指導を受け始める
 1958 ベニス・ビエンナーレ国際展にイタリア在外国人作家として招待出品
 1959〜68 ローマ市主催ローマ・ビエンナーレ展に毎回招待出品
 1961 バチカン主催イタリア全国学生展に一等賞を受賞(ローマ法王ヨハネ23世に献上)
      ローマ国立美術学校卒業
 1962〜64 国際具象展(東京)に招待出品
 1963 ローマで個展
 1964 チューリッヒで個展
 1965 在ヨーロッパ日本人の美術家展
 1965〜68 アメリカ各地の大学・美術館等の巡回展”イタリアからの27人展”に招待出品
 1967 ローマで個展
 1968 ユネスコ国際コンクール一等賞受賞
      女流展(ローマ)で彫刻部の一等賞外務大臣賞を受賞トリノで個展
 1969 ギャラリーアッティコ国際コンクールに一等賞を受賞
      イタリアとドイツの交流展(ケルン)に招待出品帰国
 1982 ギャラリーユニバースで個展
 1979〜2004 ”ほとけの造形展”に毎年出品
 1998 アート未来展内閣総理大臣賞
 1999 アート未来大賞
 2000 アート未来審査員(その後脱会)
      モンテフェルトロ公国芸術祭展ブラマンテ大賞(於イタリアウルビーノ)
 2001 フランストゥルーズのジャボニーズフェスティバルロートレック芸術大賞
 2005 モナコ国際芸術祭ミシェル・ブキエ賞




小野田宇花へ・ぺリクレ・ファッツィーニのことば

ローマにて1982年9月25日

 小野田宇花は私にとって最初の日本人の弟子です。
 私のアトリエでいくつもの私の作品を手伝ってくれました。
 彼女自身の作品も素晴らしく、私の推薦でベニスビエンナーレをはじめ、イタリアにおける多くの展覧会に出品しました。
 久しぶりに彼女の最近の仕事に接し、長い年月を経た後に見る作品が素晴らしい成長をとげているので心から安心しました。
 ダイナミックで同時に調和に満ちた手法を、彼女は完全に自分ものとし、静謐の中にも常に動きを持った昇華された形を、具象的にしっかりと表現しています。現代的な解釈を行いながらも、以前にもまして日本の古典的な伝統に自らの位置をつなげ、そこには今日のヨーロッパ彫刻の動向とは関係なく開花した、東洋の人格が明確にみとめられます。
(ギャラリーユニバースのカタログより抜粋)



スジャータ Sujahta ブロンズ 27x7x5cm 1958



笛 play the flute ブロンズ 24x10x6.5cm 1995






地平線 the horizon ブロンズ 12x38.5x13cm 1967




小野田宇花さんとのご縁を頂いて・・・

 小野田宇花さんとは、同年生まれ、現在、80歳に1つ加えた年です。女学校からご一緒。専門学校もご一緒。そのときに、大学の美術室で、放課後、アグリッパーの石膏のデッサンを薄暗い部屋で描いていた時に、小野田宇花さんは、芸大に行きたいという意思をうかがいました。それから・・・多分私たちの共通の友人、芸大で絵画を学ばれた故旧姓伊能由利子さんとの中で、帰国された小野田宇花さんとの再会があったのかも・・・と思っていますが・・・。それからは、小野田宇花さんが、何かと、私にいろいろの方々を紹介され、引き合わされ、人生多彩の人間関係を経験をさせて下さいました。
 また、小さなうつわの会にも協力して下さり、そうしているうちに、私の友人達は、何時のまにか、小野田宇花さんの友人になっていて、次は小野田宇花さんの友人達も、何時の間にか私の友人の友人にという、お互いの交流中での、長いお付き合いは続いています。
 私のオンちゃん(小野田宇花さん愛称)への願い。あなたの創り出す彫刻は素晴らしい。
 私たちの今生の人生は、そう後、長くはありません。今度の個展に続けて、あなたの命を燃やし、良い作品をどんどん作って下さい。五十鈴こと、女学校時代の愛称アカより







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